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写真編集のアプリ
スマホアプリ「Adobe Photoshop Express」(アドビ フォトショップ エクスプレス)で写真を開いて保存すると、写真に含まれている GPS の位置情報が、結果的に削除されるようです。
今回の投稿では、その動作の再現を行ってみたいと思います。スマホは Android 12 、パソコンは Windos10 を使用しました。
「Adobe Photoshop Express」は本来、写真編集のアプリだと思いますが、アプリで編集を行った後に、写真を保存したところ、 GPS の位置情報が削除されていたので、結果的に位置情報が削除されるアプリとして捉えています。
- 写真編集、コラージュ、カラー設定の編集 | Adobe Photoshop Express
- https://www.adobe.com/jp/products/photoshop-express.html
題材
スマートフォンで以下の写真を撮影してみました。ブログ用に位置情報の削除を行っていますが、元の写真には位置情報が含まれていました。
再現
以下、ステップ 1 ~ 3 までありますが、良ければご覧ください。
Step.1
まずは、題材の写真に GPS の位置情報が含まれている事を、スマホで確認してみます。
- 「フォト」アプリをタップします。
- 題材の写真をタップします。
- 下から上にスワイプします。
- このエリアに写真撮影場所の地図が表示されていました。
- 上段に市区町村の住所、下段に緯度経度が表示されていました。
Step.2
次は、スマホアプリ「Adobe Photoshop Express」で題材の写真を開いて、何も編集を行わずに保存を実行してみます。
- 「Adobe Photoshop Express」アプリをタップします。
- 題材の写真をタップします。
- 「保存」ボタンをタップします。
- 「写真はギャラリーに保存されました」とメッセージが表示されました。
Step.3
Step.2 で保存された写真に位置情報が含まれていない事を確認してみます。
- 「フォト」アプリをタップします。
- 「ライブラリ」をタップします。
- 「Photoshop Express」のフォルダをタップします。
- Step.2 で保存された写真をタップします。
- 下から上にスワイプします。
- 「PSX_」で始まるファイル名で保存されているようです。「PSX_」で始まるファイル名の写真は、位置情報が削除されている写真として識別出来そうです。
- 「撮影場所を追加」のリンクがあるので、この写真には位置情報が含まれていないようです。
パソコンでも位置情報の有無を確認
「Adobe Photoshop Express」アプリで保存した写真をパソコンに取り込んで、パソコンでも位置情報の有無を確認してみたいと思います。
スマホからパソコンにデータを取り込む方法は、様々あると思いますが、今回は USB ケーブルでつないでデータを取り込んでみたいと思います。
以下、ステップ 1 ~ 4 までありますが、良ければご覧ください。
Step.1
まずは、スマホとパソコンを USB ケーブルでつないでみます。
- スマホとパソコンを USB ケーブルでつなぐと、スマホ画面に「USB の接続用途」のメニューが表示されると思います。ロック画面になっている場合は、ロックを解除すると表示されると思います。今回は「ファイルを転送 / Android Auto」を選択してみます。
Step.2
ウィンドウズのエクスプローラーを表示してみます。
- ウィンドウズのエクスプローラーを開いてみると、「PC」の配下に「端末名」のデバイスが表示されました。
- 「端末名」のデバイスの配下に「内部共有ストレージ」が存在しています。
「カメラ」アプリで撮影した写真は、以下のフォルダに入っているようです。
「PC\スマホ端末名\内部共有ストレージ\DCIM\Camera」
「Adobe Photoshop Express」アプリで保存した写真は、以下のフォルダに入っているようです。
「PC\スマホ端末名\内部共有ストレージ\Pictures\Photoshop Express」
Step.3
パソコンのデスクトップにファイルをコピーしてみます。
- 「内部共有ストレージ」の中から、目的のファイルを探して、パソコンのどこかにコピーします。
今回は「Adobe Photoshop Express」アプリで保存した写真をデスクトップにコピーしました。ファイル名が「PSX_」で始まるファイルです。
Step.4
デスクトップにコピーしたファイルを右クリックしてファイルのプロパティを表示してみます。
- Step.3 でコピーしたファイルを右クリック > プロパティ > 「詳細タブ」を見てみます。
- GPS の位置情報が含まれていると、「ファイル」項目の上段に表示されると思いますが、「GPS」の項目が見当たりません。
このファイルには、 GPS の位置情報が含まれていないようです。
GPS の位置情報が含まれている場合は、以下の画像のように「GPS」という項目が表示されると思います。
- GPS の位置情報が含まれている場合は、「ファイル」項目の上段に「GPS」項目が表示されると思います。
内部共有ストレージ配下にて
「内部共有ストレージ」配下のフォルダ内で、ファイルのプロパティを直接表示してみると、何故か、「詳細」タブの内容が簡易表示のようになってしまいます。
GPS の位置情報が含まれているファイルのはずですが、 GPS の情報が表示されていません。
あとがき
「Adobe Photoshop Express」アプリの「透かし」機能でウォーターマークを入れた写真を作成する事も出来るようです。
下記画像の右下に「pulogu.net」のウォーターマークを入れてみました。「透かし」機能は、試用体験後、おそらく有料になるオプション機能だと思います。
スマホのみで、次々とウォーターマークを入れる事が出来るのは重宝しそうです。
ウォーターマークが入っている写真は、位置情報が削除されている写真として識別するのにも便利そうです。
「コラージュ」機能を使用すると、複数の画像を組み合わせて 1 枚の画像を生成する事も出来るようです。
下記画像の場合、「コラージュ」に使用する画像を複数選択して、準備されているレイアウトパターンから 1 つを選択する操作で出来上がりました。
配置する画像は、それぞれ、移動、回転、拡大縮小して配置位置の調整を行う事も出来るようです。
以上、閲覧ありがとうございました。