コマンドプロンプトの FTP 接続で「550 No such file or directory」のメッセージが表示されてしまう。

No such file or directory

Windows10 のコマンドプロンプトからレンタルサーバーへの FTP 接続を行い、 cd （ change directory の略? ）コマンドを実行すると、「550 /: No such file or directory」とメッセージが表示されてしまいます。エラーなのか cd コマンドが成功していないようです。普段は「 250 CWD command successful 」と成功のメッセージが表示されます。当投稿では、私の場合の原因と解決方法を記載しています。

使用 OS は Windows10 。 FTP の接続先は、ロリポップ！レンタルサーバーです。

Windows10 のコマンドプロンプトの画面です。 No such file or directory のメッセージが表示されています。

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FTP アクセス制限

唐突ですが、「No such file or directory」とメッセージが表示される原因に思い当たるものがありました。それは、レンタルサーバーのオプション設定で、指定の IP アドレスからの接続のみを許可する「FTP アクセス制限」をかけた状態で、自分のグローバル IP アドレスが変わってしまっているのでは？というものでした。

実際に、自分のインターネット側の IP アドレスと FTP アクセス制限で設定した IP アドレスを見比べてみると、数字が違っていました、何かのタイミングで、自分のグローバル IP アドレスが変わっていたので、 FTP のコマンドがうまくいかなかったようです。

その後、ロリポップ！レンタルサーバーの「ユーザー専用ページ」 > 「セキュリティ」 > 「FTPアクセス制限」のページで、許可する IP アドレスを再設定したところ、 cd コマンドが正常に行えるように戻りました。

コマンド成功のメッセージ。 — FTP アクセス制限の設定を変更した後に、再度、 cd コマンドを実行してみると、今度は「 250 CWD command successful 」とメッセージが表示されました。コマンドが成功したようです。

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あとがき

時々、自分のグローバル IP アドレスが変わるようなので、忘れないようにメモしておきました。

あと、「550 No such ... 」「 250 CWD ... 」と応答のメッセージの前に、 550 , 250 などの数字が出力されていますが、この数字の意味を調べてみたところ、この数字は、「 FTP サーバリターンコード」というものらしく、 550 はエラー方向の数字、 250 は成功方向の数字になっているようです。