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ウェイポイント

以前の投稿で書きましたが、私は GARMIN (ガーミン)というメーカーの eTrex 30 (イートレックス)というハンディ型の GPS を使用しています。

GARMIN eTrex 30 です。
GARMIN eTrex 30 です。

以前の投稿は、以下のリンクです。

Google マップで目的地の緯度経度を度分秒表記で知りたい時の方法です。パソコンから試してみました。 – pulogu.net
https://pulogu.net/blog/010-leisure/google-map-from-latitude-longitude-to-degrees-minutes-and-seconds/

その eTrex 30 に目的地、経由地の緯度経度を事前に登録しておける「ウェイポイント」という機能がありまして、緯度経度を登録する時の入力書式は、度分秒になっています。

GARMIN eTrex 30 のウェイポイントの登録画面です。緯度経度を度分秒の書式で入力するようになっています。
GARMIN eTrex 30 のウェイポイントの登録画面です。緯度経度を度分秒の書式で入力するようになっています。

この入力の時に、緯度経度の数字を 1 秒を間違えていた場合、違った場所に着いてしまうかもしれません。

緯度経度を度分秒で入力する時に、度分秒がそれぞれ 1 度、 1 分、 1 秒と違うと直線距離でどれくらい変わってくるのかを疑問に思い調べてみました。

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石廊崎

今回は例として、静岡県伊豆半島にある「石廊崎」(いろうざき)を基点にして調べてみたいと思います。石廊崎は、伊豆半島の最南端らしく、眺望が良い場所のようです。

以下にヤフー地図を貼り付けてみました。表示に少し時間がかかるかもしれません。

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ウェイポイント作成

カシミール 3D で、石廊崎の位置と石廊崎の緯度経度に 1 度、 1 分、 1 秒を足した位置にウェイポイントを作成した後、カシミール 3D の距離測定の機能で、距離を測ってみたいと思います。

カシミール3D / 風景CGと地図とGPSのページ
http://www.kashmir3d.com/
緯度経度の表
位置 緯度 経度
石廊崎 34°36′10.02″ 138°50′42.63″
緯度経度に 1 度ずつ加算 35°36′10.02″ 139°50′42.63″
緯度経度に 1分ずつ加算 34°37′10.02″ 138°51′42.63″
緯度経度に 1秒ずつ加算 34°36′11.02″

138°50′43.63″

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距離の違いの結果

距離を測ってみた結果が、以下の表になります。距離測定の時に、大体のところでクリックしているので、目安として見ていただければと思います。

距離の違いの結果表
緯度経度の違い メートル( m ) キロメートル( km )
1 秒 約 40m  
1 分 約 2,400m 約2.4km
1 度 約 143,600m 約143.6km

1 秒 約 40 メートル 違うようです。これくらいだと、目的地には近いですね。誤差のはんちゅうだと思います。 40m/秒 と覚えておけば良さそうです。

1 分 約 2,400 メートル( 2.4km )違うようです。これくらいの違いになると、目的地までたどりつけるかどうかになってきそうです。 1 秒の時の約 60 倍になっています。

1 度 約 143,600 メートル( 143.6km )違うようです。位置を見てみると、東京湾まで来ています。 1 分の時の約 60 倍になっています。

緯度経度が 1 度ずつ違う時の大体の位置の地図を、ヤフー地図で貼り付けてみました。表示に少し時間がかかるかもしれません。

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緯度だけ経度だけ

上記では、緯度経度に 1 秒ずつ加算した時の、距離の違いを測ってみました。次は、緯度だけに 1 秒、経度だけに 1 秒を加算した時の距離を測ってみたいと思います。

再度、カシミール 3D でウェイポイントを作成して、カシミール 3D の距離測定機能で、距離を測ってみたいと思います。

緯度経度の表
位置 緯度 経度
石廊崎 34°36′10.02″ 138°50′42.63″
緯度に 1 秒加算 34°36′11.02″ 138°50′42.63″
経度に 1 秒加算 34°36′10.02″ 138°50′43.63″

距離を測ってみたところ、以下の表のようになりました。またしても、距離測定の時に、大体のところでクリックしているので、参考として見ていただければと思います。

距離の違いの結果表
緯度経度の違い メートル( m ) キロメートル( km )
緯度に 1 秒加算 約 31m
経度に 1 秒加算 約 25m  

結果を見てみると、

緯度 だけに 1 秒 を足した場合、約 31m のズレが生じるようです。

経度 だけに 1 秒 を足した場合、約 25m のズレが生じるようです。

緯度経度が 1 秒違う時の、距離の図。
緯度経度が 1 秒ずつ違う時は約 40 m 。緯度が 1 秒違う時は約 31 m 。経度が 1 秒違う時は約 25 m の距離のズレが生じるようです。

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あとがき

eTrex 30に緯度経度を入力する時に、 1 秒の違いが、どれくらいの距離になるのかを調べてみましたが、 1 秒くらいだとあまり気にしなくても良さそうなことが分かりました。小数点以下の緯度経度の座標値は、約 40m/秒だと考えて、その都度、入力するかを決めれば良さそうです。私の普段使用している用途だと、 2 ~ 3 秒の違い( 約 80 ~ 120m )で収まっていれば良さそうです。

eTrex 30 は、電池持ちも良く、アウトドアで頼りになります。単 3 電池 2 本で動くので、電池切れの時も、入手が容易で便利です。

以上、閲覧ありがとうございました。

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