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エンジンが止まってしまう

今シーズンの最終になるであろう草刈りを、エンジン式刈払機で行っていたある時、刈払機の燃料は補給したばかりでまだ満タン近く入っているのに、エンジンが途中で止まってしまう症状が発生してしまいました。

エンジンが止まりすぐさまエンジンを掛け直しますが、すぐにまた止まってしまいます。それを何度か繰り返しているうちにエンジンがかからなくなってしまいました。

ちなみに刈払機は、「かりはらいき」と読むようです。草刈り機のことです。なぜか「ビーバー」と呼んでいる方も結構いらっしゃいます。普及品の名称なのかもしれません。私の周りでは、どちらかと言えばビーバー派が多いように思います。

BIG-M エンジン式刈払機の写真。
BIG-M のエンジン式刈払機です。ホームセンターで購入して 5 年程使用しています。燃料は、ガソリンとオイルの混合燃料を使用します。
(株)丸山製作所 BIG-M 26cc KC26B-1 の写真。
(株)丸山製作所の BIG-M 26cc KC26B-1 という機種です。 DIY 向けの商品のようです。

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よく見てみると

というわけで、エンジンが止まってしまう、かからなくった、原因を調べてみようと刈払機のエンジンのあたりをよく見てみます。

そうすると以下の 2 点に気付きました。

  1. エンジン始動前にシュポシュポと押す、ドーム状の透明なゴムの部分がひび割れて破れてしまっているようです。
  2. エンジン(キャブレータ)から燃料タンクにつながっている、黒色のチューブが、エンジン側の差込口の所で一部破れています。

これが原因かもしれません。

※下の写真は、プライマ交換後、黒色チューブ修理後に撮影したものです。

刈払機のプライマ、燃料吸入チューブの写真。
( 1 ) この部品がひび割れているようでした。 ( 2 ) このチューブが半分くらい破れていました。

近所のホームセンターに行けば、部品が置いてあるかもしません。お店に行ってみます。

お店で刈払機の販売コーナーを見てみると、

上記 ( 1 ) の部品と同じものが販売されているようです。サイズも形も似ているのでこれと交換すれば、 上記  ( 1 ) の箇所は直るかもしれません。その部品の名前は「プライマ」というものでした。

上記 ( 2 ) は、エンジンから燃料タンクにつながる黒色のチューブで、燃料を吸い込んでいるチューブのようです。燃料の吸込口のさきっぽは、燃料タンクの中に少し長めに入っているので、少し短くなりますが、チューブの破れている部分を切って、エンジン側につなぐことが出来れば直るかもしれません。この黒色のチューブは、ただのゴムのチューブではなく、もしかすると耐油、耐熱の特殊なチューブかもしれません。あと、黒色のチューブの燃料タンク側の先端には、燃料フィルターのようなものが付いていました。

刈払機の燃料吸入チューブ、燃料フィルター、燃料排出チューブの写真。
( 1 ) 燃料フィルターだと思います。 ( 2 ) 燃料吸引用のチューブのようです。 ( 3 ) プライマを何回か押していると、エンジン側からこのチューブに燃料が排出されるようです。

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プライマ交換・燃料チューブ修理

プライマ交換とチューブ修理は、以下のことをやりました。私の独自のやり方なので、間違っているかもしれません。

A. 燃料タンクを外す

※下の画像は修理後に撮影したものです。

  1. 画像では、燃料が入っていますが、実際は、画像のように逆さまにして、燃料を抜いてから行いました。
  2. (+)プラスネジ、 3 箇所を外しました。
  3. 燃料タンクが外れました。この時、燃料吸い込みの黒色チューブとその隣にある、燃料戻り用の透明なチューブの 2 本でエンジン側とつながっていたので、 2 本のチューブをエンジン側から抜いて完全に分離しました。
刈払機の燃料タンクを下側からみた写真。
燃料タンクを外す段階です。 ( 1 ) 燃料を抜きました。 ( 2 ) プラスネジ 3 本を外しました。

B. プライマ部品交換

※下の画像は、古いプライマを一旦取り外して、プライマを抑えていた金属板のみを戻したものです。

  1. 燃料タンクが外れています。
  2. 燃料吸入と排出の 2 本のチューブを抜きました。燃料吸入の黒色チューブの破れている部分を少し切り取りました。チューブ自体は少し短くなってしまいましたが、燃料タンクの底まではなんとか届きそうです。
  3. プライマを抑えている金属板の四隅の( + )ネジを外して、古いプライマを外しました。そして写真撮影用に戻した状態です。
  4. 金属板に新しいプライマを装着して四隅のネジを締めて、プライマの交換までできました。
刈払機の燃料タンクを取り外した後の写真。
燃料タンク、燃料吸入チューブ、燃料排出チューブ、プライマを外しました。

 

刈払機のプライマを押さえていた金属板の写真。
プライマを押さえている金属板単体です。この金属板に新品のプライマを取り付けて、キャブレータにネジ止めしました。

C.燃料タンクを元に戻す

間違っているかもしれませんが、下の画像は、燃料タンクから出るチューブ類をイラスト化したものです。

  1. 燃料タンクを元に戻しました。
  2. 燃料吸入の黒色チューブと燃料排出の透明チューブをエンジン側(キャブレタ)に差し込みました。
    この時、燃料吸入の黒色チューブが差し込みにくかったので、黒色チューブを燃料タンクの外側に少し余分に引っ張り出しておいてから、黒色チューブをエンジン側に差し込み、燃料タンクの注ぎ口から、なんとか燃料吸入フィルター側のチューブを引っ張って燃料タンク内に戻しました。
刈払機の燃料タンクから出ている各チューブの写真とイメージ図。
燃料タンクから、エア抜きチューブ、燃料吸入チューブ、燃料排出チューブが出ています。

 

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あとがき

その後の使用感として、燃料が少なくなるとエンジンがガス欠のような音を発するようになってしまいました。前は、燃料を使い切る時に出る音でした。燃料の吸い込みチューブを短く切りすぎてしまったのが原因かもしれません。

刈払機の燃料吸入チューブを短く切りすぎた場合の模式図。
燃料吸い込みのチューブを短く切りすぎたのが原因だと思います。しばらくはこのまま使用してみます。

グリスを差す程度のメンテナンスだけではなく、もう少しよくメンテナンスをしていこうと思いました。あと、ホームセンターでメンテナンス部品が販売されているのは、時間のないときだったので便利でした。

以上、閲覧ありがとうございました。


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