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透かし文字

Photoshop の自動処理(バッチ)でウォータマーク(透かし文字)を入れることができたので、その時の Photoshop の設定をメモしておきたいと思います。

今回は、元画像に、透かし文字の入った *.psd ファイルを重ねて配置する方法で行いました。 *.psd は、フォトショップ形式のファイルの拡張子です。

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元画像

まずは、元画像の準備です。以下の 3 枚の画像を選びました。

003335-元画像 1
元画像 1 , 横 2560 px , 縦 1920 px の jpg ファイルです。
003335-元画像 2
元画像 2 , 横 600 px , 縦 450 px の jpg ファイルです。
003335-元画像 3
元画像 3 , 横 600 px , 縦 450 px の jpg ファイルです。

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psd ファイル

次は、透かし文字の入った psd ファイルを作成しました。ファイル名は「watermark.psd」としてみました。

以下の画像の文字の部分をみると、背景が透けて見えています。文字と文字の輪郭の塗りは、 70% の透過にしてみました。カンバスサイズは、横 550px 縦 116px 、画像解像度は 72dpi で作成しました。

watermark.psd のスクリーンショット
「pulogu.net」のテキストを入力した「watermark.psd」という名前のファイルを作成しました。塗りは 70% の透過になっています。ウォータマークなので、少し透かしのようにしてみました。

アクション作成、自動処理の前に、「ウォータマーク入り画像」フォルダを作成しておきました。ここに、ウォータマーク入りの画像が保存される予定です。「元画像」フォルダと「ウォータマーク入り画像」フォルダの関係は以下のようになっています。

  • 「元画像」フォルダ
    • JPG ファイル 1
    • JPG ファイル 2
    • JPG ファイル 3
  • 「ウォータマーク入り画像」フォルダ
    • ※ここに、ウォータマーク入りの画像が保存される予定です。
  • 「watermark.psd」ファイル

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アクション作成

次は、 Photoshop でアクションを作成しました。以下のようなことを行いました。

  1. 「アクションパレット」で「新規アクション」を作成する。「セット 1」の中に「アクション 1」を作成しました。
  2. アクション「記録開始」。※「▶」のアイコンをクリック。
  3. 元画像の中から 1 枚だけ開く。
  4. [ Photoshop メニュー ] > [ ファイル ] > [ 配置 ] で、透かし文字の入った「watermark.psd」を配置して「○」で確定する。
  5. 「別名で保存」する。この時の保存先は、「ウォータマーク入り画像」フォルダにしました。
  6. 元画像を保存しないで閉じる。
  7. アクション「記録停止」。※「■」のアイコンをクリック。
  8. 上記 5 で保存したファイルは、削除しておきました。後でバッチ処理で作り直します。
Photoshop のアクションパレットのスクリーンショット。
Photoshop のアクションを作成しました。セット 1 > アクション1 > 実行されるコマンドとなっています。

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自動処理(バッチ)

自動処理を実行していきたいと思います。以下のような設定を行い実行しました。

  1. [ Photoshop メニュー ] > [ ファイル ] > [ 自動処理 ] > [ バッチ ] をクリック。
  2. 「実行」のフレームは、「セット 1」「アクション 1」を選択しました。
  3. 「ソース」のフレームは、「フォルダ」を選択して、元画像の入った「元画像」フォルダを選択しました。
    "開く"コマンドを無視 = ON
    サブフォルダをすべて含める = OFF
    開くダイアログを非表示 = ON
    カラープロファイル警告を非表示 = ON
  4. 「実行後」のフレームは、「フォルダ」を選択して、「ウォータマーク入り画像」フォルダを選択しました。
    "別名で保存"コマンドを省略 = ON
  5. 「ファイルの名前」のフレームは、「watermark-」+「ドキュメントの名前」+「拡張子(小文字)」としました。
  6. 「エラー」のフレームは、「エラー発生時に中止」を選択しました。
  7. 「OK」ボタンをクリック。
  8. 自動で「アクション 1」の処理が行われます。
  9. 「ウォータマーク入り画像」フォルダに「watermark-ドキュメントの名前.jpg」が保存されていました。
Photoshop の自動処理のバッチ画面のスクリーンショット。
[ Photoshop ] > [ 自動処理 ] > [ バッチ ] で表示される設定画面です。作成した「アクション」が、「ソースフォルダ」の中にあるファイルに実行されます。画像の保存先として「実行後フォルダ」を指定できます。

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完成

1 枚目の「足カバー」の写真は、元画像のサイズが、他の 2 枚に比べて大きかったので、透かし文字が小さく見えていますが、とりあえず完成しました。

003335-ウォータマーク入りの画像 1
ウォータマーク入りの画像 1
003335-ウォータマーク入りの画像 2
ウォータマーク入りの画像 2
003335-ウォータマーク入りの画像 3
ウォータマーク入りの画像 3

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あとがき

もっと良いやり方があると思いますが、とりあえず、 Photoshop の自動処理(バッチ)でウォータマークを入れることができました。

以上、閲覧ありがとうございました。

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