目次
透かし文字
Photoshop の自動処理(バッチ)でウォータマーク(透かし文字)を入れることができたので、その時の Photoshop の設定をメモしておきたいと思います。
今回は、元画像に、透かし文字の入った *.psd ファイルを重ねて配置する方法で行いました。 *.psd は、フォトショップ形式のファイルの拡張子です。
元画像
まずは、元画像の準備です。以下の 3 枚の画像を選びました。
psd ファイル
次は、透かし文字の入った psd ファイルを作成しました。ファイル名は「watermark.psd」としてみました。
以下の画像の文字の部分をみると、背景が透けて見えています。文字と文字の輪郭の塗りは、 70% の透過にしてみました。カンバスサイズは、横 550px 縦 116px 、画像解像度は 72dpi で作成しました。
アクション作成、自動処理の前に、「ウォータマーク入り画像」フォルダを作成しておきました。ここに、ウォータマーク入りの画像が保存される予定です。「元画像」フォルダと「ウォータマーク入り画像」フォルダの関係は以下のようになっています。
- 「元画像」フォルダ
- JPG ファイル 1
- JPG ファイル 2
- JPG ファイル 3
- 「ウォータマーク入り画像」フォルダ
- ※ここに、ウォータマーク入りの画像が保存される予定です。
- 「watermark.psd」ファイル
アクション作成
次は、 Photoshop でアクションを作成しました。以下のようなことを行いました。
- 「アクションパレット」で「新規アクション」を作成する。「セット 1」の中に「アクション 1」を作成しました。
- アクション「記録開始」。※「▶」のアイコンをクリック。
- 元画像の中から 1 枚だけ開く。
- [ Photoshop メニュー ] > [ ファイル ] > [ 配置 ] で、透かし文字の入った「watermark.psd」を配置して「○」で確定する。
- 「別名で保存」する。この時の保存先は、「ウォータマーク入り画像」フォルダにしました。
- 元画像を保存しないで閉じる。
- アクション「記録停止」。※「■」のアイコンをクリック。
- 上記 5 で保存したファイルは、削除しておきました。後でバッチ処理で作り直します。
自動処理(バッチ)
自動処理を実行していきたいと思います。以下のような設定を行い実行しました。
- [ Photoshop メニュー ] > [ ファイル ] > [ 自動処理 ] > [ バッチ ] をクリック。
- 「実行」のフレームは、「セット 1」「アクション 1」を選択しました。
- 「ソース」のフレームは、「フォルダ」を選択して、元画像の入った「元画像」フォルダを選択しました。
"開く"コマンドを無視 = ON
サブフォルダをすべて含める = OFF
開くダイアログを非表示 = ON
カラープロファイル警告を非表示 = ON - 「実行後」のフレームは、「フォルダ」を選択して、「ウォータマーク入り画像」フォルダを選択しました。
"別名で保存"コマンドを省略 = ON - 「ファイルの名前」のフレームは、「watermark-」+「ドキュメントの名前」+「拡張子(小文字)」としました。
- 「エラー」のフレームは、「エラー発生時に中止」を選択しました。
- 「OK」ボタンをクリック。
- 自動で「アクション 1」の処理が行われます。
- 「ウォータマーク入り画像」フォルダに「watermark-ドキュメントの名前.jpg」が保存されていました。
完成
1 枚目の「足カバー」の写真は、元画像のサイズが、他の 2 枚に比べて大きかったので、透かし文字が小さく見えていますが、とりあえず完成しました。
あとがき
もっと良いやり方があると思いますが、とりあえず、 Photoshop の自動処理(バッチ)でウォータマークを入れることができました。
以上、閲覧ありがとうございました。