目次
目的
- 変数にセル範囲を代入する。
- その時の変数の中身を見てみる。
- マクロを一行ずつ実行可能な「ステップイン」を使用してみる。
その一例
- 白紙のワークシートでテストしてみます。
- 下記マクロを作成します。
Sub 変数aにB2からB4の範囲を代入()
Dim a As Range
Set a = Range("B2:B4")
End Sub- 「Dim a As Range」
宣言以降、「a」の後にピリオド「.」を入力すると、入力候補が表示されるようになるので、「Range」型で宣言。「Dim a」で Variant 型だと入力候補が表示されないと思います。
- 「Set a = Range("B2:B4")」
セル範囲はオブジェクトなので「Set」で代入。
- 「Dim a As Range」
- 上記マクロをステップインで実行してみます。
- 「Sub」と「End Sub」の間のどこでも良いのでクリックします。実行するマクロに文字入力カーソルを合わせるのが目的です。
- 「デバッグ > ステップイン」をクリックします。「F8」キーでも同じ動作になると思います。
- マクロの実行が開始されて、一行目で一時停止しました。
- この時「ローカルウィンドウ」は以下のようになっていました。
- 「表示 > ローカルウィンドウ」でローカルウィンドウを表示できます。
- 「Sub」と「End Sub」の間のどこでも良いのでクリックします。実行するマクロに文字入力カーソルを合わせるのが目的です。
- 「F8」キーを押します。
- 「Set a= ... 」の行まで進みました。「Set a= ... 」の処理は、まだ実行されていません。
- 「Set a= ... 」の行まで進みました。「Set a= ... 」の処理は、まだ実行されていません。
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「F8」キーをもう一回押してみます。
-
「Set a= ... 」の行が処理されて、「End Sub」の行まで進みました。
- ローカルウィンドウが以下のように変化しました。
- 「a」の値が Nothing から空白になりました。(下図 1)
- 「a」の左に「+」ボタンが表示されました。(下図 2)
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- 変数「a」の中身を見てみます。
- 「a」の左の「+」をクリックしてみます。
- 「a」の中身が表示されました。
- 「a」の左の「+」をクリックしてみます。
テスト環境
- Windows 10(64 ビット)
- Microsoft Office Excel 2003
以上、閲覧ありがとうございました。