目次
目的
- VBE(Visual Basic Editor)のウォッチ式を使用したい。
- 変数の値が条件に一致した時にマクロを中断したい。
その一例
- VBE を起動します。Alt+F11 キーでも起動します。
- 「Module1」に下記コードを記述します。「ウォッチ式使用」というマクロ名になっています。
Sub ウォッチ式使用()
Dim a
For a = 0 To 10
Debug.Print a
Next
End Sub - 「ウォッチウィンドウ」を表示します。
- 「表示」をクリック。(下図 1)
- 「ウォッチウィンドウ」をクリック。(下図 2)
- VBE の右下のエリアにウォッチウィンドウが表示されると思います。
- ウォッチ式を入力します。
- ウォッチウィンドウの余白で右クリック。(下図 1)
- 「ウォッチ式の追加」をクリック。(下図 2)
- ウォッチ式を編集します。変数「a」の値が「5」になった時にマクロを中断してみます。
- 「a=5」と入力。(下図 1)
- 「ウォッチ式使用」「Module1」を選択。(下図 2)
プロシージャ、モジュールは、マクロ名とマクロを書いた場所の正式名称のようです。 - 「式が True の時に中断」を選択(下図 3)
- 「OK」ボタンをクリック。
- 「ウォッチウィンドウ」にウォッチ式が追加されました。
- マクロ「ウォッチ式使用」を実行します。
- マクロが中断しました。
「イミディエイト」ウィンドウは以下のようになりました。
「ローカル」ウィンドウは以下のようになりました。
その他、ウォッチ式の例です。関数も使用可能なようです。
ウォッチ式 | 中断時の「a」の値 |
---|---|
a>5 | 6 |
a+1=6 | 5 |
a-1=6 | 7 |
Len(a)>1 | 10 |
テスト環境
- Windows 10(64 ビット)
- Microsoft Office Excel 2003
watch (ウォッチ)の英語の意味をインターネットの辞書で調べてみると、「見る」「見張る」という意味が出てきました。文字通りの機能ですね。
以上、閲覧ありがとうございました。