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拡縮
ワークシートの表示倍率を変更する Excel マクロを作成してみました。
表示倍率を 50 % にズームアウト、 200 % にズームインなど、エクセルの画面を拡大、縮小して表示を行う事が出来ました。
Window オブジェクトの Zoom プロパティを使用しています。
マクロの一例
以下の ExcelVBA のコードを書いてみました。
Zoom プロパティに表示倍率を設定しています。 Zoom プロパティから現在の設定値を取得して msgbox 関数で表示する処理も行っています。
私の使用している Excel2003 の場合ですが、 Zoom プロパティに設定可能な倍率の数値の範囲は、下限 10 、上限 400 だと思います。
それ以外の数値を指定するとエラーが発生すると思います。
200.5 と整数ではない数値を指定して、 = ActiveWindow.Zoom で取得してみたところ、 200 の結果が返ってきました。
Sub ワークシートの表示倍率を変更するマクロ()
Dim a As Variant '「設定」に使用する自由な名前の変数です。
Dim b As Variant '「取得」に使用する自由な名前の変数です。
'1 回目
a = 50 'パーセント単位の表示倍率
ActiveWindow.Zoom = a '設定
b = ActiveWindow.Zoom '取得
MsgBox "表示倍率を " & b & "% に変更しました。" ’メッセージ表示
'2 回目
a = 200
ActiveWindow.Zoom = a
b = ActiveWindow.Zoom
MsgBox "表示倍率を " & b & "% に変更しました。"
'3 回目
a = 100
ActiveWindow.Zoom = a
b = ActiveWindow.Zoom
MsgBox "表示倍率を " & b & "% に変更しました。"
End Sub
マクロを実行すると、以下の画像のようにワークシートの表示倍率が変更されました。
1 回目の処理結果です。
2回目の処理結果です。
3 回目の処理結果です。
テスト環境
- Windows 10(64 ビット)
- Microsoft Office Excel 2003
以上、閲覧ありがとうございました。