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Win10 のコマンドプロンプトで FTP 接続。ロリポップ!レンタルサーバーの場合。

目次

ファイルの削除ができない

当ブログでも使用している、ロリポップ!レンタルサーバーに、 Windows10 のコマンドプロンプトから FTP 接続する方法を試してみました。

ロリポップ!レンタルサーバー上の、一つのフォルダに、大量の画像ファイルを、アップ済みの状態で、そのフォルダの中の画像ファイルを削除しようとしたところ、 WebDav でも FTP でも、ファイルが大量だからか、フォルダの中身を参照できなくなってしまったので、今回のコマンドプロンプトでの FTP 接続を思いつきました。

その時は、フォルダの中身が参照出来なくなり、ファイルの指定も行えないので、ファイルの削除が行えない状態になっていました。時間をかけて、ファイルの読み込みを待つ方法(その前にタイムアウトだったような)もあったと思いますが、 FTP 接続の方を先に試してみました。

しばらく前に、行ったテストなので、忘れていることも多いので、 FTP 接続の大体のやり方とファイルの削除の方法のみを記載しておきたいと思います。

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FTP 接続とファイル削除方法

それでは、早速、 FTP 接続を行ってみたいと思います。テスト環境は、以下のようになっています。

レンタルサーバー ロリポップ!レンタルサーバー「ライト」プラン
OS Windows10
接続アプリケーション コマンドプロンプト

以下、ステップ 1 ~ 9 まで長くありますが、良ければご覧下さい。

Step.1

まずは、 Windows10 のスタートボタン > Windows システムツール > コマンドプロンプトを起動します。

コマンドプロンプトが起動しました。

Step.2

「ftp」と入力して「Enter」を押してみます。

そうすると、一行下に、「ftp>」と表示されると思います。

ftp と表示されています。

Step.3

ここで、契約中のロリポップ!ユーザー専用ページ > ユーザー設定 > アカウントの情報 のページを開いて、接続に必要なサーバー情報を調べてみます。その中に、「FTPSサーバー」の情報が記載されていると思います。

FTPSサーバー:xxx

「open xxx」と入力して「Enter」を押してみます。 xxx は、 FTPS サーバーの名前になります。ユーザー専用ページで Ctrl+C して、コマンドプロンプトで Ctrl+V でも入力出来ると思います。

以下のように画面に表示されると思います。

●●● に接続しました。
220 FTP Server ready.
500 OPTS UTF8 not understood
ユーザー (●●●:(none)):

Step.4

最下行の「ユーザー」の右側に、ロリポップ!ユーザー専用ページ > ユーザー設定 > アカウントの情報 に記載されている「FTP・WebDAVアカウント」を入力して「Enter」を押してみます。ユーザー専用ページから Ctrl+C して Ctrl+V しても良いと思います。

「FTP・WebDAVアカウント」を入力してみます。

Step.5

次は、パスワードの入力を求められるので、パスワードを入力して「Enter」を押してみます。そうすると、「User xxx logged in.」と表示されると思います。ログインに成功したようです。

ログインに成功したようです。

私の場合は、このパスワードの入力の時に ***** とか ●●●● のような伏せ字が表示されず、パスワードの入力をしているのに、画面表示には、カーソルも表示されず、何の変化もない状態でしたが、そらでパスワードを入力して「Enter」を押すと、次の処理に進むことが出来ました。元々、コマンドプロンプトのパスワード入力の場面では、そうゆう動作なのかもしれません。

Step.6

何か、 FTP のコマンドを入力して見ることにします。まずは、「cd /」と入力して「Enter」を押して、作業対象をルート階層に指定してみます。そうすると、「250 CWD command successful」と表示されました。

Step.7

次は、「dir」と入力して、作業対象にあるフォルダ・ファイルのリストを表示して見ることにします。「dir」と入力して「Enter」を押してみます。そうすると、以下のように、作業対象のフォルダにある、フォルダ・ファイルのリストが表示されました。自分で作成した、データ群が表示されていると思います。

200 PORT command successful
150 Opening ASCII mode data connection for file list

ファイルリスト・・・
ファイルリスト・・・
ファイルリスト・・・

226 Transfer complete
ftp: ●●● バイトが受信されました ●●●秒 ●●●KB/秒。

Step.8

次は、ファイルの削除を試してみたいと思います。今回は、ルート直下に「test」フォルダを作成して、その中に「del-file.png」というファイルを設置してあります。このファイルを、コマンドプロンプトから削除してみたいと思います。

削除したいファイルの場所 : /test/del-file.png

Step.9

当ステップでは、ログイン成功後に、 cd コマンド(作業フォルダ指定)、 dir コマンド(フォルダ・ファイルリスト取得)、 delete コマンド(ファイル削除)、 bye コマンド( FTP 終了)を一連で行っています。その結果は、以下のようになりました。緑色のコメントを途中途中に入れてあります。

230 User ●●● logged in. ←ログイン成功。作業対象はルートになっていると思われます。
ftp> cd test ←「cd」コマンドで「test」フォルダを作業対象に指定。
250 CWD command successful ←「cd」コマンド成功
ftp> dir ←「dir」コマンドで「test」フォルダの中にあるフォルダ・ファイルリスト取得。
200 PORT command successful ←「dir」コマンド成功。
150 Opening ASCII mode data connection for file list

ファイルリスト
ファイルリスト
del-file.png ←削除したいファイルが見えています。
ファイルリスト

226 Transfer complete
ftp: ●●● バイトが受信されました ●●●秒 ●●●KB/秒。
ftp> delete del-file.png ←「delete」コマンドで削除したいファイルを指定。
250 DELE command successful ←「delete」コマンド成功。
ftp> dir ←もう一度「dir」コマンドを実行して結果を確認。
200 PORT command successful
150 Opening ASCII mode data connection for file list

ファイルリスト
ファイルリスト
←ここにあったはずの「del-file.png」がありません。削除に成功したようです。
ファイルリスト

226 Transfer complete
ftp: ●●● バイトが受信されました ●●●秒 ●●●KB/秒。
ftp> bye ←「bye」コマンドで FTP を終了します。
221 Goodbye.

C:\Users\xxx> ←FTPモードが終了して、通常のコマンドプロンプトの入力画面に戻りました。

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あとがき

複数ファイルをワイルドカードを使用して削除可能な「mdelete」というサブコマンドもあるようです。「mdelete *.png」などと、ワイルドカードを組み合わせて使用できるようです。

昔、購入した「Windows DOS コマンドプロンプト辞典」には、 FTP コマンド、 FTP のサブコマンドの記載があり、今回の投稿も、その書籍を参考にしながら試してみました。

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コマンドプロンプトは、画面に文字のみが出てくるので、マウスで操作を行う GUI のアプリケーションよりも、私の場合は、少しわかりにくいので、重要なファイルまで消してしまわないように注意しなければと思いました。

以上、閲覧ありがとうございました。

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