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PHP のヒアドキュメントのように、改行を含んだ複数行の文字列をそのまま出力可能な JavaScript のテンプレートリテラル。

目次

目的

テストしてみました。

JavaScript のテンプレートリテラル。

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使用

テンプレートリテラルを実際に使用してみたいと思います。結果が分かりやすいように 簡単な HTML ファイルを作成して <pre> タグに出力してみます。

JavaScript の実行は Mozilla Firefox のウェブ開発ツールの中のコンソールから行ってみます。

<pre> タグに出力してみます。

テンプレートリテラルは、バッククォート「`」で文字列を囲むようです。バッククォートの文字は「Shift+@」キーで入力出来ました。

JavaScript :

let a=document.getElementsByTagName("pre");
a[0].textContent=`a
b
c`;

<pre> タグへの出力結果 :

a
b
c

改行がそのまま出力されていますね。

次は、「b」「c」の文字の前にタブを入力してみます。

JavaScript :

let a=document.getElementsByTagName("pre");
a[0].textContent=`a
	b
	c`;

<pre> タグへの出力結果 :

a
	b
	c

タブもそのまま出力されるようです。

次は下記コードの ${b} の書式で変数 b を出力してみます。プログラミング用語では、後で値を入力出来る「箇所」をプレースホルダー(place holder)というらしいです。

下記コードの場合 `abc` の中に ${} の書式でプレースホルダーを準備して、プレースホルダーに後で入力する値が変数 b の値になるようです。

プレースホルダーを使用出来るか出来ないか、使用出来る箇所、書式はプログラミング言語によって違うようです。

JavaScript ソースコード :

let a=document.getElementsByTagName("pre");
let b="ABC";
a[0].textContent=`a
${b}
b
c`;

<pre> タグへの出力結果 :

a
ABC
b
c

変数を挟んで出力出来るのは便利ですね。

ダブルクォーテーション「"」、シングルクォーテーション「'」、円記号「\」、バッククォート「`」の文字を出力してみます。

JavaScript ソースコード :

let a=document.getElementsByTagName("pre");
a[0].textContent=`"'\\\``;

<pre> タグへの出力結果 :

"'\`

4 文字出力されていますね。

テスト環境

今回の結果出力用に作成した HTML ファイルは下記 URL にアップロードしています。

JavaScript テンプレートリテラル
https://pulogu.net/wordpress/wp-content/uploads/2023/11/template-literal.html

以上、閲覧ありがとうございました。

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