目次
指定セルを含む列を選択したい
以前の投稿で、指定セルを含む行を選択するマクロを作成しましたが、今回の投稿では、指定セルを含む列を選択するマクロを作成してみたいと思います。
例として、下記画像の「B3」セルを含む列を選択するマクロを作成してみます。
マクロコード
以下のマクロのコードを作成してみました。一例としてご覧ください。
EntireColumn プロパティを使用することで、短いコードの記述で簡単に列選択をすることが可能です。
Sub 指定セルを含む列を選択する()
Range("B3").EntireColumn.Select 'EntireColumn プロパティを使用しています。
End Sub
テスト環境
- Windows 10
- Microsoft Office Excel 2003
あとがき
上記マクロは、以下のように書き換えることもできると思います。いくつか例として作成してみましたので、参考にご覧ください。
ActiveSheet プロパティを省略しないで・・・
下記のマクロでは、 ActiveSheet プロパティを省略していない書き方になっています。
Sub 指定セルを含む列を選択する_別の方法_003()
ActiveSheet.Range("B3").EntireColumn.Select '「B3」セルを含む列を選択している。
End Sub
「Sheet1」をアクティブにした後に・・・
下記マクロを、「Sheet2」で実行すると、「Sheet1」のワークシートがアクティブになった後に、「Sheet1」の「B3」セルを含む列が選択状態になると思います。
Sub 指定セルを含む列を選択する_別の方法_001()
Worksheets("Sheet1").Activate '「Sheet1」をアクティブにしている。
Range("B3").EntireColumn.Select '「B3」セルを含む列を選択している。
End Sub
選択対象範囲を一旦保存した後に・・・
下記のマクロを実行すると、変数「a」に EntireColumn プロパティで取得した範囲が格納されます。その後、変数「a」に格納しておいた範囲を「Select」メソッドで選択状態にしています。
変数に範囲を格納しておくと、同じ範囲に別の操作(着色、ループなど)を行う事も可能になるので、コードは少し長くなってしまいますが便利な方法だと思います。
Sub 指定セルを含む列を選択する_別の方法_002()
Dim a As Range 'データ型は「Range」オブジェクトにしてみます。
Set a = Range("B3").EntireColumn 'EntireColumn プロパティで取得した範囲を変数「a」に格納しておきます。
a.Select '「B3」セルを含む列を選択している。
Set a = Nothing '参照解除
End Sub
以上、閲覧ありがとうございました。